【ナイトウェディング2016】第3回:これぞオトナのBGM!サウンドで彩るナイトウェディング

パーティーの演出には、実は音楽(BGM)がとっても重要。全体のムードを高めたり、ゲストの感情移入をしやすくするなど、ニクイ働きをしてくれます。ナイトウェディング連載第3回のゲストは、こだわりの音響表現をプロデュースする『Sound Couture』主宰のYasuharu Okochi(以下Haru)さん。パーティーを格上げする音づくりについて伺いました。

2016.4.20 公開 2017.5.30 更新 特集
この記事を書いた先輩花嫁
BLESS編集部

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当日の“まとまり感”を左右するのは、実は音楽!

First Dance
First Dance / b0bbyriggs

会場の高揚感を生み出したり、演出や空気に一体感を持たせてくれる音楽。たとえば、素敵な映画やドラマは、どこで曲が変わったかわからないほど自然に場面へなじみ、そのムードを盛り上げていますよね。入場や乾杯などの曲以外は適当に選んでしまいがちですが、ポイントとなる音響演出を際立たせるためにも、パーティー全体を彩るBGMが重要です。

「シーンごとによい選曲と各シーンのレイヤーができれば『場面は切り替わっているけれど、パーティーという大きな物語がつながって進んでいる』という感覚を生みます。ナイトウェディングを選ぶ新郎新婦は、ご本人もゲストもアソビを知っている方が多い。雰囲気と食事にマッチした音楽があればみんなとくつろげる、ということを心得ているのです」と、サウンドスタイリストのHaruさんが教えてくれました。

 

同じ曲でも、音響やテンポの調整でぐっと違いが出る

たとえば、こちらの動画は同じ「Valery」(Amy Winehouse)という曲ですが、BPMとアレンジが異なるため、まったく印象が違います。

こちらは着席のパーティーの前半や、乾杯の準備中などの上がりきっていないテンションに合いそうなイメージ。

こちらは、盛り上がってきたパーティーの後半やテーブルラウンドなどにマッチしそうです。

次は、有名な「カノン」のギターアレンジを比べてみましょう。ガーデンでのナイトウェディング、新婦の入場シーンを想像してみてください。

こちらは、さらりと新郎の手を取り、笑顔で入場するイメージ。

コード進行も楽器もほぼ変わらないのに、BPMがゆったりするだけで、とてもセンチメンタルな雰囲気になりました。こちらはお父様とゆっくり歩いてくるような入場にぴったりです。

パーティーを格上げする音楽づくりで大切なのは、選曲だけではありません。同じ曲でも、音の高さや速度を調整することで、まったく違う効果が生み出せるのです。たとえばテーブルラウンドのときは、新郎新婦の歩く速度や会場のテンションに合わせて、曲のBPM(テンポ)を調節。パフォーマンスとサウンドが合致して、より一体感が生まれます。

「音響の調整がとりわけ効いてくるのは、歓談中のBGMでしょう。ポイントは、会話がちゃんと聞こえるようにすることです。女性のゲストが多い場合は、女性の声と同じ中高音の音域を弱め、ベース音などの低音域を少し強める。そうすれば音楽が流れている高揚感はありつつも、女性の話し声と混ざらず、会話の邪魔になりません」(Haruさん)

 

“映画みたい”なパーティーを作る音響の役割

BARN_DANCING_23
BARN_DANCING_23 / Massachusetts Office of Travel & Tourism

音楽は、料理で言えば全体をまとめる“スパイス”。目立つドレスやお花と違って省かれやすいけれど、パーティーが持つイメージをふくらませたり、ゲストが新郎新婦の気持ちに感情移入をするうえで、とても重要な役割を果たしています。実際にHaruさんのサウンドスタイリングを利用した新郎新婦からは「曲を選んでいる段階から想像していたより、こんなにも空間にマッチさせてくれるとは思わなかった」「まるで映画のなかに入り込んだみたいで、本当に幸せな1日でした」といった感想も。

 


TOP画像出典: kikoli.sakura.ne.jp