【ナイトウェディング2016】第7回:光と香りを味方に!ドラマチックなナイトウェディングを演出する空間作り

2016.5.28 特集

非日常感たっぷりのナイトウェディングは、ドラマチックな演出や空間作りが腕の見せどころ。
暗い夜には、照明や香りも際立って感じられます。では、どんなアイテムをどんなふうに使えば、より効果的なのでしょう?
手がける空間デザイナー/フラワーアーティストの大西香次郎さんに、ナイトの雰囲気を盛り上げる演出のポイントを伺いました。

光と闇のバランスを楽しめるのがナイトウェディング

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照明の使い方でがらりと印象を変えられるのが、ナイトウェディングの面白いところ。
暗い暗い屋外から明るい室内に入るだけでも、ゲストの気分はぐっと変わります。
「その環境を利用すれば、“光”で物語を演出できる」と、大西さん。たとえばとっておきの2ショットなど象徴的な写真だけにスポットライトを当てたり、影絵風に新郎新婦のシルエットを浮かび上がらせるなど、光と闇のコントラストを上手に使うことで、その空間だけのドラマが作れるのです。
「明るい場所だと人間の瞳は瞳孔が閉じるため、入ってくる情報がセーブされてしまいます。だけど、ほんのり暗いナイトウェディングの会場では、反対に瞳孔が開き、できるだけ多くの情報をキャッチしようとするもの。神経も研ぎ澄まされ、なにげない演出でもより感動しやすくなるのです」(大西さん)

蓄光グッズなら光をDIYできる!

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大がかりな照明の演出はプロの手を借りなければ難しいけれど、蓄光アイテムを使うなら手軽です。テープやインク、溶剤などのさまざまなグッズが市販されています。
「蓄光インクでインビテーションカードを書いたり、蓄光テープで作ったウォールデコを貼ったり、飾りつけはアイディア次第。エルメスのブランドレセプションでは、光を蓄えたエルメスカラーの溶液を花器に注ぎ、とても妖艶な雰囲気を醸し出していました。デコレーションを目立たせたい場面で場内のライトを消すなど、プログラムの演出と組み合わせるのも素敵ですね」
(大西さん)

五感が冴えるナイトは、香りの演出にももってこい

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「香りは、記憶を思い出す鍵になる」という話を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。
だからこそ、香りを効果的に取り入れれば、ゲストの心に刻まれる印象的なウェディングパーティーが作れます。
匂いには好き嫌いがあるとはいえ、一夜だけのパーティー。自分たちの好きな香りをほどよく使い、攻めてみるのもよさそうです。
「ハイブランドのレセプションや航空会社のファーストクラスサロンでも、香りの空間演出は近ごろ定番となっています。その匂いを引き金にして、ゲストが『あぁ、〇〇らしい場所だ』『〇〇に戻ってきた』などと思ってくれるのです」(大西さん)

最もチャレンジしやすいのは、エントランスの香りづけ。
会場を訪れてすぐに特徴的な香りが漂ってくると、パーティーの始まりを感じさせることができます。次に新郎新婦の入場時や、何かパフォーマンスをするときなどに、演出の一部として香りを炊くのも◎。
ただし、逃げ場のない会場の奥やお料理の近くなどでは、控えめにしておくのが無難でしょう。
「香りがある花を装飾に使うのもいいですね。チュベローズは、和名を『月下香』というほど薫り高い品種です。夜になると艶やかな芳香が強まるため、ナイトウェディングにぴったりでしょう。ただし、生のお花は開花の仕方で香りに差が出てしまうので、同系統のエッセンシャルオイルなどで調節すると安心です」(大西さん)

お花をよりドラマチックに見せる照明の魔法

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「花が一番美しく見えるのは自然光に当たっているときですが、ナイトでは演出として花を使う楽しみが深まります」と、大西さん。
大輪の白い花を用意して、カラフルな照明を当てるだけでも、立派なショーに早変わりします。生花を自然光で使うのとは違い「当日に入荷された花の色がなんだかイメージに合わない」なんてこともありません。
パーティーのテーマカラーに揃えたり、お色直しに合わせて花のカラーも切り替えるなど、その場その場で自由な“染色”が可能。また、スポットライトを当てて花の影を強く出せば、スタイリッシュなウォールデコの出来上がりです。

夢を実現する会場とスタッフの選び方

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そんなワザありだらけのナイトウェディングを実現するには、スタッフや会場との連携がとても大切。どんなプランナーさんや会場を選べばいいのでしょうか。

「夜のレセプションやイベントを多く手がけているプランナーさんなら安心でしょう。初心者が見落としがちな『照明が足りなくて足元が危ない』『スポットライトがまぶしすぎる』といったトラブルを回避できます。場所は、照明やプロジェクターが柔軟に使えるところや、作り込みやすいガーデン、天井高のある会場などがおすすめ。ライトアップでいくらでも印象は変えられるので、昼間の披露宴ほど、会場自体が華やかである必要はありません」(大西さん)

とはいえ、万全のスタッフと設備を揃えるのは、なかなかハードルが高いもの。すでに会場やプランナーさんが決まっているときには、綿密な打ち合わせでイメージに近づけていきましょう。ポイントは、二人の世界観をできるだけ具体的に伝えること。

「『この花が使いたい』『こういう演出がしたい』だけでなく、新郎新婦が好きなものやイメージをなるべく多く教えてくれるとスムーズです。新郎新婦のインスピレーションを、具体的な色や形に翻訳するのがプランナーの仕事。
既成概念を超えたパーティーができるナイトウェディングだからこそ、お二人だけでイメージを決めつけすぎないほうが、結果として素敵なパーティーが練り上げられると思います」(大西さん)

ナイトウェディングの空間作り 3つのポイント

1、 照明や蓄光アイテムを上手に取り入れて、光と闇のバランスを楽しむ

2、 香りの演出で、ゲストの心に残るパーティーを作ろう

3、 プランナーには、できるだけ具体的に「好きなイメージ」「好きな世界観」を伝える


大西? 香次郎 ? さんプロフィール

大西 香次郎 ?-Kojiro ?Onishi-
空間デザイナー フラワーアーティスト

1970 兵庫県神戸市生
Vase Co.,Ltd. CEO、Jardin MANUELLE. ?、PENDULE Kojiro Onishi Directer . CEO
フランス ニース パリにて空間演出を学ぶ
LOHASな思想と和洋を超越したコンセプトで国内外の様々なTopブランンドの空間演出を手掛ける
PENDULE ? Kojiro Onishi、Jardin MANUELLE. 、L’atelier de Jardin MANUELLE.?をプロデュース

もてなしの文化を世界発信するため2012年からarjiに参画

公式HPはこちら


BLESS編集部

BLESS編集部

BLESS編集部です。感謝あふれる結婚式をつくるお手伝いがしたいです。


TOP画像出典: kikoli.sakura.ne.jp